津波で大きな被害の岩手県大槌町 避難用階段が完成

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町で津波から迅速な避難ができるようにしようと、高台の道路につながる避難階段が完成し、住民らが避難経路を確認しました。

東日本大震災では、近くに高台がない住民が津波から避難しようと高速道路の斜面を登って難を逃れたケースが数多くありました。

このため、国土交通省は早く安全に津波から避難できるようにと復興道路として整備を進めている高台の三陸沿岸道路につながる避難階段の設置を進めています。このうち、大槌町桜木町地区で避難階段が完成し、6日地元の住民への説明会が開かれました。

はじめに、町の防災担当者が「有事の際のイメージを持って、今後に役立ててほしい」と説明したあと、参加した人たちは実際に階段をのぼって避難場所への経路を確認しました。

参加した男性は「津波が来たら1分1秒を争うので近くに避難階段が増えることはうれしいです」と話していました。

大槌町危機管理室の田中恭悦室長は「これで終わりではなく、有事の時に使用できるように防災マップなどで周知し、避難訓練や研修会で活用していきたい」と話しています。