米疾病対策センター 一部の州で進む新型コロナ規制緩和に警鐘

アメリカの一部の州でマスク着用の義務の廃止や経済活動の全面的な再開といった新型コロナウイルス対策の緩和が進む中、CDC=疾病対策センターは、飲食店の屋内での営業再開後に感染者や死者の増加率が上昇する傾向があるとする研究結果を発表し、早期の対策の緩和に警鐘を鳴らしました。

CDCは5日、各州でのマスクの義務化や飲食店での屋内営業の再開の時期と、感染者や死者の数の増減について分析した研究結果を発表しました。

それによりますと、マスクの着用を義務化してから20日以内に1日当たりの感染者や死者の増加率が減少する傾向がみられた一方で、飲食店の屋内での営業が再開したあと、41日目以降には感染者の増加率が、61日目以降には死者の増加率が顕著に上昇する傾向がみられたということです。

これについてCDCのワレンスキー所長は「感染対策を厳格に守ることがパンデミックを終わらせるのに極めて重要だということを改めて示している」と述べ、早期の感染対策の緩和に警鐘を鳴らしました。

アメリカの1日当たりの感染者の数はこの1週間の平均でおよそ6万2000人と、ピークだったことし1月はじめより減少したものの、依然、高い水準が続いています。

しかし、テキサス州やミシシッピ州では知事がマスク着用の義務の廃止や経済活動の全面的な再開を打ち出しているほかニューヨーク州やコネチカット州などでも屋内での飲食や映画館の営業の再開といった対策の緩和が進んでいます。