情報漏えいの疑いで県警本部警部を書類送検 長崎

長崎県警察本部の40代の女性警部が、交際していた報道記者に捜査情報を漏らしたとして、地方公務員法違反の疑いで書類送検されました。警察官が報道記者への情報提供で書類送検されるのは異例です。

書類送検されたのは長崎県警察本部の生活安全部に所属する40代の女性警部です。

警察によりますと、警部は去年8月、捜査情報1件を報道記者に漏らしたとして地方公務員法違反の疑いが持たれています。

警察の調べに対し容疑を認め、「提供した情報などで、記者が記事を書くのがうれしくて教えてしまった」と供述しているということです。

また、長崎県警察本部は情報漏えいに加え、報道記者と不適切な交際をしていて、容疑以外にも10件程度の捜査情報や警察内部の情報を漏らしたなどとして停職6か月の懲戒処分としました。

警部は5日付けで依願退職したということです。

警察によりますと、警部が漏らした情報が報道されたことが複数回あったということです。

警察官が報道記者に情報提供したとして地方公務員法違反で書類送検されるのは異例で、長崎県警察本部は「情報漏えいが発覚したため、通常どおりの処分とした」としています。

警部が交際していたのは長崎新聞社の記者

この処分について、長崎新聞社総務局が談話を発表しました。

談話では、女性警部が情報提供をしていた相手は自社の男性記者であることが分かったとしたうえで、「取材の過程においても報道倫理、社会通念に反する行為が伴うことは許されません。皆様に不快な思いをさせ、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびいたします」としています。