大阪 新型コロナ 4人死亡 新たに74人感染確認

大阪府は5日、府内で新たに74人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

大阪府内で感染が確認された人は、合わせて4万7512人となりました。

また、70代から90代の男女合わせて4人の死亡が確認され、府内で亡くなった人は1132人となりました。

大阪府内でも変異ウイルス拡大か

大阪府が変異した新型コロナウイルスの広がりを調べるため府内で感染が確認された人の一部の検体を調べたところ、20%余りで変異ウイルスの疑いがあることが分かりました。

大阪府は1月下旬から3日までに府内で感染が確認された人のうち287人の検体を調べました。

その結果、20%余りにあたる64人が変異ウイルスに感染した疑いがあることが分かったということです。

府の検査では変異ウイルスのタイプを特定できないため、国立感染症研究所に検体を送って詳しく調べたところ、これまでに12人がイギリスで最初に報告されたタイプと確定され、49人は結果を待っているということです。

また、3人はウイルスの量が少なくて特定できなかったということです。

府によりますと、感染の疑いがある64人のうち46人は府内の1つの医療機関で1か月余りの間に調べた検体から確認されたものだということです。

大阪府は「府内全体で変異が広がっていると断定はできないが検査の数を増やし、全体の状況を早急に把握したい」としています。