小池知事「2週間の延長 重く受け止める」 対策徹底を呼びかけ

緊急事態宣言の2週間の延長について、東京都の小池知事は記者会見で「現状は依然として非常に厳しく、極めて重く受け止める」としたうえで、感染拡大を抑えるために延長の期間も不要不急の外出を自粛するなど、対策の一層の徹底を呼びかけました。

この中で、小池知事は「緊急事態宣言が1月8日に発令されてから2か月経過した。ほかの国のようにロックダウン=都市封鎖やいろいろな罰則などがない中でここまでやってきたのは、皆さんの努力と協力のおかげというひと言に尽きる」と述べました。

そして小池知事は、緊急事態宣言の2週間の延長について「現状は依然として非常に厳しい。今回の延長については極めて重く受け止めていかなければならない」と述べました。

そのうえで「これまでの努力が水の泡に帰さないためにも、ここで気を緩めずに、皆さんには原点に立ち戻っていただきたい。もう一度、皆さんと『感染しない、感染させない』という意識を共有したい。ただの延長戦ではない」と述べ、感染拡大を抑えるために宣言の延長の期間も不要不急の外出を自粛するなど、対策の一層の徹底を呼びかけました。

ワクチン接種「市町村などと連携し速やかに」

小池知事は、新型コロナウイルスのワクチン接種について「接種の順番をどのようにして進めていくのかは、市町村などとも連携をとりながらできるだけ速やかに進めていく。なによりもワクチンの確保が必要で、そこは国にぜひとも努力をお願いしたい。ここに尽きてくるかと思う」と述べました。