勤務時間外在庁 1月平均124時間 内閣官房新型コロナ対策推進室

新型コロナウイルス対策の取りまとめにあたる「対策推進室」の職員の勤務状況について、政府は、5日の閣議で、正規の勤務時間以外に在庁していた時間は、ことし1月の平均で、およそ124時間だったとする答弁書を決定しました。

国家公務員の長時間労働の是正が課題となる中、無所属の安達澄参議院議員は質問主意書で、内閣官房の「新型コロナウイルス感染症対策推進室」の職員の勤務状況をただしました。

これに対し政府は、5日の閣議で、推進室の職員が正規の勤務時間以外に在庁していた時間は、ことし1月の平均で、およそ124時間で、最も長い職員は391時間だったとする答弁書を決定しました。

また、答弁書では、去年11月からことし1月までの平日に、承認を受けてテレワークを実施した職員はいなかったとしています。

そして、政府の見解として、感染状況が日々変化する中で、多くの業務に対応する必要があったことから、職員に多大な負担がかかってきたとしたうえで、今後とも、職員の健康には十分配慮しながら業務の遂行に全力を尽くすとしています。