警察と少年院が連携 少年の更生を支援 福岡県

去年、福岡市の商業施設で女性が殺害され、少年院を出たばかりの少年が逮捕された事件をきっかけに、警察と少年院が連携して、院を出たあとも継続的に少年をサポートする、全国で初めての取り組みが福岡県で始まることがわかりました。社会との接点を築けない少年が再び罪を犯すケースが一定程度あるということで、警察などは更生に効果をあげたいとしています。

去年8月、福岡市の商業施設で女性が殺害され、少年院を出て更生保護施設に移ったばかりの15歳の少年が殺人などの疑いで逮捕された事件では、家族からも孤立していたなどの少年の詳しい情報が関係機関の間で共有されず、継続的なサポートがなかったことが犯罪につながったのではないかという指摘が警察などから出ていました。

この事件をきっかけに、福岡県警察本部と福岡少年院が連携し、少年院を出たあとの少年を更生に向けて継続的にサポートしていく、国内で初めての取り組みを今月から始めることが警察や司法関係者への取材でわかりました。

少年院に入った少年は、院を出たあとも教官に連絡すれば助言を受けることができますが、院によりますと、社会との接点が築けず、本来、サポートの必要性が高い少年ほど途切れてしまい、再び罪を犯すケースが一定程度あったということです。

新たな取り組みでは、希望があった少年について警察と少年院の担当者が少年院を出る前に面談を行い、家庭環境などを踏まえて今後のサポートの在り方を検討し、警察の担当者は少年が更生保護施設に入ったあとも継続的に関わるということです。

少年に一貫して同じ担当者が関わる仕組みをつくるねらいがあり、警察や少年院は犯罪を防ぎ、少年の更生に効果をあげたいとしています。