兵庫県 8日以降も神戸など4市で営業時間短縮要請を継続

兵庫県は新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、飲食店などへの営業時間の短縮要請について、来週の8日以降も神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市の4つの市で継続する方針を決定しました。このほかの地域では要請を解除しますが、引き続き感染防止を徹底するよう呼びかけます。

兵庫県は緊急事態宣言が解除されたあとも、感染の再拡大を防ぐため、飲食店などへの営業時間の短縮要請を来週7日まで延長しています。

こうした中、県は4日対策本部会議を開き、要請の期限が切れる8日以降の対応を協議しました。

そして、神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市の4つの市では、感染者数が比較的多いとして、営業時間を現在と同じ午後9時までとするよう要請を継続することを決定しました。

一方で酒類の提供は、午後8時までを8時半まで緩和します。

期間は今月21日までで、協力した事業者には1日4万円の協力金を支給します。

兵庫県内のほかの地域では要請を解除しますが、全域で引き続き、不要不急の外出を自粛するよう要請するなど、感染防止の徹底を呼びかけることにしています。

福岡県も営業時間短縮要請を延長

福岡県は、新型コロナウイルス対策で飲食店などに営業時間を午後9時までに短縮するよう求めている要請などについて、病床の使用率が想定よりも低下していないため、今月7日までとしていた期間を21日まで延長することを決めました。

福岡県は、緊急事態宣言の解除後も感染の再拡大を防ぐため、今月1日から、飲食店などに営業時間を午後9時までとし、酒類の注文は午後8時半までとすることや、県民に不要不急の外出自粛などを要請しています。

期間は、病床の使用率が県の想定で、20%を下回りステージ2以下になると予測される今月7日までとしていました。

しかし、高齢者施設でクラスターが発生するなどして、2日の時点で病床の使用率は33.6%と県の想定よりも高く、7日までに20%を下回るのは難しくなっています。

このため福岡県は、専門家や市町村と協議したうえで、4日午後、対策本部会議を開き、要請の期間を延長することを決めました。

延長期間は今月21日までの2週間とし、病床の使用率がステージ2以下となった場合は要請を前倒しして解除することも検討するとしています。

また、営業時間短縮の要請に応じた店舗には引き続き1日4万円の協力金を支給することにしていて、そのために必要な補正予算案を編成し、今の県議会で成立を目指す方針です。