福島 双葉町 避難指示一部解除1年 どう取り戻す町のにぎわい

東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県双葉町で、原発事故による避難指示が一部解除されて4日で1年です。町は企業誘致を積極的に行っていますが、避難先からの町民の帰還が進んでいないことなどから、町のにぎわいをどう取り戻すのかが課題となっています。

東京電力福島第一原発が立地する双葉町では、1年前の3月4日に避難指示が一部の地域で解除されました。

住民が帰還した際の地域の雇用再生の拠点として企業団地の整備が進み、去年10月には誘致した企業11社の事務所や飲食店などが入る「双葉町産業交流センター」がオープンしました。

町は、JR双葉駅とおよそ2キロ離れたこの施設とを結ぶ無料のシャトルバスを1日16往復運行していて、4日も施設で働く人たちがバスを利用していました。

町によりますと、バスを利用する人の数は、避難先からの町民の帰還が進んでいないことに加え、新型コロナウイルスの影響で観光客が訪れないことなどから、一日平均で27人にとどまり、町のにぎわいをどう取り戻すのかが課題となっています。

シャトルバスの運転手の高橋大輔さん(36)は「公共交通機関として駅と町の復興拠点をつなぎ、将来的には地元の人や観光客にたくさん使ってほしい」と話していました。