東海3県の知事 首都圏1都3県への移動自粛を呼びかける

愛知県と岐阜県に出されていた緊急事態宣言が、2月末までで解除されたことを受けて、愛知・岐阜・三重の3県の知事がオンラインで会議を開き、宣言が続く東京など1都3県への不要不急の移動を自粛することなどを呼びかける、共同メッセージを取りまとめました。

首都圏の1都3県で続く緊急事態宣言について、菅総理大臣は3日夜、総理大臣官邸で記者団に対し、今月7日の期限を2週間程度延長する方向で検討する考えを示しました。

こうした中、愛知・岐阜・三重の東海3県の知事は、3日午後6時からオンラインで会議を開き、それぞれの県民に感染防止対策の徹底を呼びかける共同メッセージを取りまとめました。

この中では、愛知県と岐阜県に出されていた緊急事態宣言が2月末までで解除されたことで、感染が再び拡大傾向になるのを防ぐ必要があるとして、県境をまたぐ際は、
▽緊急事態宣言が継続している東京など1都3県や
▽感染者が多く出ている地域への、不要不急の移動を自粛するよう呼びかけています。

また、3月と4月に予定されている卒業式や入学式などの季節の行事ついて、参加者どうしの距離を保つなどの対策を徹底したうえで実施し、行事のあとの宴会や会食は自粛してほしいとしています。

また、卒業旅行などの春休みの旅行についても、感染者が多く出ている地域に行くのは控えるよう呼びかけています。