JR東日本 2月の地震での設備被害 復旧費用70億円程度見込む

2月に福島県と宮城県で震度6強の激しい揺れを観測した地震で、JR東日本は、東北新幹線などの設備の被害の復旧にかかる費用は今のところ70億円程度と見込んでいることを明らかにしました。

JR東日本の深澤祐二社長は、3日に開かれた定例の記者会見で、先月13日に震度6強の激しい揺れを観測した地震の被害と復旧の状況について説明しました。

この地震では、東北新幹線で車両に電気を供給する架線の電柱が折れたほか、高架橋の橋脚が損傷したりレールがずれたりして、損傷箇所がおよそ940にのぼり、在来線でもおよそ40か所で設備が損傷しました。

これらの被害の復旧費用について深澤社長は「今のところ70億円程度と考えている」と明らかにしました。

また東北新幹線が全線で運転を再開するまでに10日かかり、その間の減収額はおよそ15億円と見込んでいるということです。

また、現在、東北新幹線が速度を落として運行し、東京から仙台や盛岡までの所要時間が1時間程度長くなっていることについて、深澤社長は「今月13日のダイヤ改正をめどに、所要時間の短縮を目指す」と、めどを示すとともに、地震後、取りやめている北海道新幹線との直通運転を再開するため、引き続き復旧作業を進めていきたいと述べました。