東京都 新型コロナ 19人死亡 316人感染確認 減少スピード鈍化

東京都内では、3日、新たに316人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
7日間平均は277.9人で前の週の94.3%となり、3日までの4日連続で8割を超え、減少スピードが鈍化しています。
また、都は感染が確認された19人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は、3日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて316人の感染を確認したと発表しました。

1週間前の水曜日と比べると103人増えました。

3日までの7日間平均は277.9人で、前の週の94.3%でした。

都は、7日間平均を前の週の7割以下に抑えることを目安にしていますが、3日までの4日連続で8割を超え、減少スピードが鈍化しています。

都の担当者は、「先週の水曜日から100人以上の増加だが、先週は前日が祝日だったために感染確認が少なかった面もある。ただ、減少が鈍化していることは間違いないので、外出の自粛など、人との接触を減らす対策に協力をお願いしたい」と話していました。

3日の316人の年代別は、
▼10歳未満が7人、
▼10代が9人、
▼20代が65人、
▼30代が50人、
▼40代が40人、
▼50代が33人、
▼60代が33人、
▼70代が35人、
▼80代が28人、
▼90代が15人、
▼100歳以上が1人です。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▼「施設内」が最も多く64人、
▼「家庭内」が56人、
▼「職場内」が11人、
▼「会食」が4人などとなっています。

このうち「施設内」では、11つの医療機関で患者と職員合わせて37人、3つの高齢者施設で利用者と入所者24人の感染が確認されました。

316人のうち、およそ52%にあたる165人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて11万2345人になりました。

一方、3日時点で入院している人は、2日より69人減って1548人でした。
「現在確保している病床に占める割合」は30.1%です。

このうち都の基準で集計した3日時点の重症の患者は、2日より2人減って52人で、重症患者用の病床の15.8%を使用しています。

また、都は、感染が確認された40代と、70代から90代の男女合わせて19人が死亡したことを明らかにしました。

19人のうち、14人は医療機関で、1人は高齢者施設でそれぞれ感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1419人になりました。