変異ウイルス 新たに13の国や地域からの入国者に待機要求へ

厚生労働省は、変異ウイルスの水際対策を強化するため、新たに合わせて13の国や地域から入国する人に対して宿泊施設での待機などを求める方針を決めました。

厚生労働省は、変異ウイルスが流行している国や地域から入国する人に対し、入国後も検疫所が確保した宿泊施設で待機してもらい、3日後に改めて検査するとともに陰性でも14日間は自宅などで待機するよう求めています。

現在、対象となっているのは、▽イギリスや▽南アフリカ、▽イスラエル▽アイルランド、それに▽ブラジルのアマゾナス州で、厚生労働省は、新たに合わせて13の国と地域を追加することを決めました。

追加されるのは▽UAE=アラブ首長国連邦と▽イタリア、▽オーストリア、▽オランダ、▽スイス、▽スウェーデン、▽スロバキア、▽デンマーク、▽ドイツ、▽ナイジェリア、▽フランス、それに、▽ベルギーで、▽ブラジルについてはアマゾナス州以外の地域も対象に加えるということです。

対策が強化されるのは5日の午前0時からで、入国前の14日以内にこれらの国や地域に滞在していた人が対象となります。

厚生労働省は、ほかの国や地域についても変異ウイルスの流行が確認された場合は、同様に水際対策を強化する方針です。