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新型コロナ 世界の新規感染者数 再び増加に WHOが報告書公表

WHO=世界保健機関は、世界全体の新型コロナウイルスの感染者数について、これまでの減少傾向から再び増加に転じたとする報告書を公表しました。
2日公表された報告書によりますと、先月22日から28日までの1週間に報告された感染者の数は世界全体で265万8823人と、6週連続で続いた減少から一転、前の週に比べて7%増えました。

WHOが管轄する地域別では南北のアメリカ大陸やヨーロッパなどで増加しています。

国別では、
▽感染者の数が累計で最も多いアメリカは前の週に比べて2%減りましたが、
▽2番目のインドは21%の増加、
▽3番目のブラジルは18%の増加となったほか、
▽フランスは14%の増加、
▽イタリアは32%の増加となっています。

新たな感染者数が増加に転じた理由については、より感染しやすいおそれがあるとされる変異ウイルスの拡大や感染対策の緩和のほか、事態の長期化に伴う、いわゆる「対策疲れ」が考えられるとしています。

一方、世界全体でこの1週間に亡くなった人の数は6万3477人と前の週に比べて6%減り、4週連続で前の週を下回りました。

また、変異ウイルスの報告があった国や地域の数は、
▽イギリスで最初に確認された変異ウイルスは、前の週に比べて5つ増え106、
▽南アフリカで最初に確認された別の変異ウイルスは、5つ増え56、
▽ブラジルで確認された別の変異ウイルスは、前の週と変わらず29となっています。

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