新型コロナ 10都府県の6指標の状況(3月1日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。
内閣官房は3月1日時点で、緊急事態宣言が出ている4都県と先月まで宣言が出されていた6府県の感染状況をまとめていて、このうち千葉県では「病床のひっ迫具合」と「人口10万人当たりの療養者数」で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えています。
なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1、病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。
病床使用率は「ステージ3」が20%、「ステージ4」は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▼東京都で33%、▼埼玉県で42%、▼千葉県で51%、▼神奈川県で29%、▼愛知県で28%、▼岐阜県で19%、▼大阪府で30%、▼兵庫県で30%、▼京都府で22%、▼福岡県で37%です。

このうち重症者用の病床は
▼東京都で33%、▼埼玉県で19%、▼千葉県で14%、▼神奈川県で14%、▼愛知県で25%、▼岐阜県で12%、▼大阪府で35%、▼兵庫県で34%、▼京都府で12%、▼福岡県で18%となっています。

2、療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、「ステージ3」が15人、「ステージ4」は25人が目安です。

▼東京都で22人、▼埼玉県で16人、▼千葉県で26人、▼神奈川県で12人、▼愛知県で9人、▼岐阜県で7人、▼大阪府で12人、▼兵庫県で7人、▼京都府で11人、▼福岡県で12人です。

3、検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。
目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに10%です。

▼東京都で3.5%、▼埼玉県で3.1%、▼千葉県で5.6%、▼神奈川県で4.0%、▼愛知県で2.2%、▼岐阜県で1.3%、▼大阪府で1.6%、▼兵庫県で1.8%、▼京都府で1.1%、▼福岡県で1.8%となっています。

4、新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者は、「ステージ3」が15人、「ステージ4」は25人が目安です。

▼東京都で14人、▼埼玉県で9人、▼千葉県で14人、▼神奈川県で8人、▼愛知県で4人、▼岐阜県で3人、▼大阪府で6人、▼兵庫県で3人、▼京都府で2人、▼福岡県で5人となっています。

5、直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに1倍です。

▼東京都で0.82、▼埼玉県で0.72、▼千葉県で0.89、▼神奈川県で0.91、▼愛知県で0.83、▼岐阜県で0.61、▼大阪府で0.80、▼兵庫県で0.61、▼京都府で0.43、▼福岡県で0.58となっています。

6、感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。
目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに50%です。

▼東京都で36%、▼埼玉県で33%、▼千葉県で34%、▼神奈川県で33%、▼愛知県で34%、▼岐阜県で13%、▼大阪府で45%、▼兵庫県で44%、▼京都府で32%、▼福岡県で33%でした。