パナソニック -70度以下を18日間維持できる保冷ボックス開発

パナソニックは、新型コロナウイルスのワクチンを輸送したり、保管したりするのに使える保冷ボックスを開発し、2日、報道陣に公開しました。マイナス70度以下の状態を18日間維持できるとしています。

パナソニックが開発した保冷ボックスは、収納できる容積が26リットルのタイプと8リットルのタイプの2種類です。

冷蔵庫の省エネ化を進めてきたノウハウを活用して保冷能力を高め、26リットルタイプではマイナス70度以下の状態を、最長で18日間維持できるとしています。

保冷ボックスにはセンサーが内蔵されていて、故障していないか使う前に確認ができるほか、別のセンサーを取り付ければ使用中も温度を正確に把握できるとしています。

パナソニックアプライアンス社の小島真弥主幹技師は「冷蔵庫の生産で培った技術を使っている。特別な操作も必要なく温度管理が可能で、医療機関で使ってもらえたら」と話していました。

この保冷ボックスは4月からレンタルで供給されるということです。