19人殺傷事件「津久井やまゆり園」 神奈川県 指定管理継続決定

19人が殺害される事件が起きた神奈川県の知的障害者施設について、県は今の指定管理者の法人に引き続き運営を委ねることを決めました。事件後、利用者への虐待が疑われる行為が判明していましたが、県は組織を改革する意思が確認できたとしています。

相模原市にある県立の知的障害者施設「津久井やまゆり園」は、平成28年に19人が殺害された事件のあと、仮の施設に移転し、元の場所と横浜市内の2か所に新しい施設の建設が進められています。

この園では事件のあと、個室を24時間施錠するなど利用者への虐待が強く疑われる行為が複数判明し、県は指定管理者として運営している社会福祉法人「かながわ共同会」との契約期間を2021年7月末までに短縮したうえで、新しい施設の利用が始まる2021年8月以降の対応について検討してきました。

その結果、法人の理事長と常務理事、それに園長の3人が退任する意向を示したことから、県は組織を改革する意思が示されたとして8月以降も運営を委ねることを決め、2日の県議会の委員会で報告しました。

指定管理の期間は1年半で、その後は改めて公募するとしています。

委員会では「利用者が安心して生活できる環境を整えてほしい」といった意見が出され、県の担当者は「利用者目線の支援が実現できるよう支援していきたい」と話していました。