大阪府 吉村知事「再拡大防止で対策徹底を」改めて呼びかけ

大阪など関西3府県への緊急事態宣言が解除されたことについて、大阪府の吉村知事は、感染の再拡大を防ぐため、府民や事業者に対策の徹底を改めて呼びかけました。

この中で、吉村知事は、「本当に多くの府民や事業者のおかげで、この冬の非常に厳しい状況をなんとか乗り越えてきた。今後、リバウンドを防ぐためにも、そろりそろりと解除していくことが重要だ」と述べました。

そのうえで、「会食をする場合は、4人以下での『マスク会食』をぜひ徹底して、手洗いやうがい、手の指の消毒など、基本的な感染症対策をお願いしたい。大阪市内の飲食店には、申し訳ないが、午後9時までの時短要請を3月21日までお願いしたい」と述べ、感染の再拡大を防ぐため、府民や事業者に対策の徹底を改めて呼びかけました。

また、吉村知事は、医療従事者へのワクチン接種について、「今月上旬に7万人に実施したい。患者を多く受け入れた病院から順に行う」と述べ、新型コロナの患者の治療にあたっている大阪市の十三市民病院などから優先的に行っていく方針を示しました。

京都 西脇知事「解除ということばで緩み いちばん心配」

京都府への緊急事態宣言が28日をもって解除されたことについて、西脇知事は1日朝、記者団に対し、「解除ということばで緩みが出てくることを、いちばん心配している。重要なことは、感染の再拡大、リバウンドを防ぐことで、きょうから新しいステージの措置に入るので、感染予防対策の徹底と措置の円滑な実施に協力をよろしくお願いしたい」と述べました。