新型コロナ 10都府県の6指標の状況(28日)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として「病床のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「直近1週間と前の週の感染者数の比較」「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房によりますと、先月28日時点で、緊急事態宣言が出ている10の都府県の中には「人口10万人当たりの療養者数」と「感染経路が不明な人の割合」で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えているところがあります。

なお「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は、東京都で34%、埼玉県で44%、千葉県で49%、神奈川県で29%、愛知県で27%、岐阜県で20%、大阪府で30%、兵庫県で32%、京都府で23%、福岡県で39%です。

このうち、重症者用の病床は東京都で33%、埼玉県で19%、千葉県で14%、神奈川県で14%、愛知県で25%、岐阜県で12%、大阪府で36%、兵庫県で34%、京都府で12%、福岡県で19%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

東京都で24人、埼玉県で20人、千葉県で27人、神奈川県で11人、愛知県で9人、岐阜県で7人、大阪府で12人、兵庫県で8人、京都府で12人、福岡県で14人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

東京都で3.7%、埼玉県で2.8%、千葉県で5.6%、神奈川県で4.0%、愛知県で2.4%、岐阜県で1.2%、大阪府で1.6%、兵庫県で1.7%、京都府で1.2%、福岡県で1.9%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

東京都で14人、埼玉県で9人、千葉県で13人、神奈川県で9人、愛知県で4人、岐阜県で3人、大阪府で6人、兵庫県で3人、京都府で2人、福岡県で5人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

東京都で0.81、埼玉県で0.77、千葉県で0.82、神奈川県で0.99、愛知県で0.80、岐阜県で0.57、大阪府で0.80、兵庫県で0.56、京都府で0.47、福岡県で0.57となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

東京都で49%、埼玉県で37%、千葉県で44%、神奈川県で41%、愛知県で42%、岐阜県で20%、大阪府で56%、兵庫県で51%、京都府で38%、福岡県で39%でした。