みずほ銀行ATMシステム障害 頭取が会見で陳謝 手数料全額返金

28日のシステム障害で、全国の大半のATM=現金自動預け払い機が利用できなくなった「みずほ銀行」は1日、藤原弘治頭取が記者会見し、障害によってATMからカードや通帳が取り出せなくなった件数が、5244件にのぼることを明らかにしました。
システム障害の影響でコンビニなどのATMを使った利用客にはかかった手数料を全額返金するとしています。

「みずほ銀行」の藤原弘治頭取は1日午後6時から本店で記者会見し「今回の事態を極めて重く受け止めている。ご迷惑をおかけしたお客様、社会の皆様に深くおわび申し上げます」と陳謝しました。

みずほ銀行が起こした28日のシステム障害では、ピーク時には、全国各地に設置している5395台のATMの80%にあたる4318台が利用できない状態になりました。

さらに、預金通帳やキャッシュカードがATMから取り出せなくなり、藤原頭取は記者会見でその件数は合わせて5244件にのぼることを明らかにしました。

そのうえで、システム障害の影響でコンビニなどのATMを使った利用客には、かかった手数料を全額返金するほか、ATMに残っていた預金通帳などの返却を進めていくとしています。

また今回の障害の原因について、藤原頭取は「定期預金のデータ移行の45万件に月末の取り引きの25万件が重なり、システムの一部に負担が生じオーバーフローした」と述べました。

みずほ銀行を巡っては、3つの銀行が合併して営業を始めた2002年の4月と、東日本大震災が発生した直後の2011年3月の2度にわたって大規模なシステム障害が発生し、いずれも金融庁から行政処分を受けました。

藤原頭取は「過去のシステム障害を踏まえ、安全で確実なシステムの構築に取り組んできたが、みずほ固有の要因がないか、もう一度点検する必要がある」としたうえで、経営責任については「当然あると考えておりしっかり受け止めたい」と述べました。

今回のシステム障害を重く見て、金融庁は、法律に基づき原因や再発防止策などの報告を求める「報告徴求命令」を出す方針です。