新型コロナ影響で全便運休の茨城空港 約1か月ぶりに運航再開

新型コロナウイルスの影響で、茨城空港では2月から国内線のすべての便が運休していましたが、3月1日、およそ1か月ぶりに運航が再開しました。

新型コロナの感染拡大に伴い利用客が落ち込んだ影響で、茨城空港では、2月2日から国内線のすべての便が運休していましたが、スカイマークは空の便の需要に回復の傾向が見られるとして、3月1日から神戸便、札幌便、福岡便、それに那覇便のすべての路線で、一部の便を除いて運航を再開しました。

このうち、午前11時すぎに茨城空港を出発した那覇行きの便には、およそ70人が搭乗しました。

5か月の長男と一緒に沖縄に帰るという女性は、「年末に茨城県にいる親に子どもの顔を見せに来たまま、帰れずにいました。運航再開を待っていたのでうれしいです」と話していました。

乗客たちには、空港の職員や航空会社の社員から地元産のヨーグルトなどの記念品が贈られ、見送りを受けながら飛行機に乗り込んでいました。

茨城県営業戦略部の鈴木信昭空港対策監は「再開できてほっとしています。感染対策を徹底し、多くの人に利用してほしい」と話していました。

茨城空港では3月8日から国内線の全便で運航が再開される一方、国際線は再開のめどは立っていません。