英 新型コロナワクチン 人口の約30%が少なくとも1回接種

イギリスでは、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した人が人口のおよそ30%にあたる2000万人を超えました。ことし7月末までに18歳以上のすべての人に1回目の接種を行う計画です。

去年12月からワクチンの接種が進むイギリスでは、なるべく多くの人にワクチンを行き渡らせるために1回目の接種を優先していて、2回目は12週間後までに行うとしています。

イギリス政府は28日、人口のおよそ30%にあたる2000万人を超える人が少なくとも1回の接種を受けたと発表しました。

ジョンソン首相は、みずからのツイッターで、医療スタッフやボランティアなど接種計画に携わるすべての人に感謝の意を示しました。

政府は、ことし7月末までに18歳以上のすべての人に1回目の接種を行うことを目指しています。

イギリスでは、変異ウイルスの感染拡大で、ことし1月には1日の感染者が6万人を超える日もありましたが、外出制限などの厳しい対策もあって感染者は減少傾向で、政府は規制を段階的に緩和する計画です。

一方で、28日には、ブラジルで感染が拡大している変異ウイルスが国内で初めて確認され、警戒も強まっています。