新型コロナワクチンを全国に配送へ 医療従事者への接種分

今月行われる医療従事者の優先接種に向けて、今週から新型コロナウイルスのワクチンが、全国の都道府県に配送されます。

アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンは、先月17日から全国100の医療機関のおよそ4万人を対象に先行接種が進められています。

これに続いて、今月からは、およそ470万人の医療従事者に対する優先接種が始まり、今週から全国の都道府県にワクチンが配送されます。

来週にかけて、合わせて1000箱、最大で117万回接種できる量が配送される予定です。

ワクチンは医療従事者の数に応じて都道府県に配分され、
▽東京都は98箱、最大11万4660回分、
▽大阪府は72箱、最大8万4240回分、
▽福岡県は52箱、最大6万840回分などとなっています。

各地では、ワクチンが到着次第、順次、医療従事者の優先接種が行われます。

ファイザーのワクチンは1回目の接種から原則、3週間後に再び接種を行う必要があり、今月22日の週とその次の週に2回目分が各都道府県に配送される見通しです。

政府は優先接種の対象となる医療従事者や高齢者が、2回接種するために必要なワクチンを、6月末までに全国に配送するという見通しを示しています。