東京都内の主要地点の土曜日の人出 前の4週平均より増加

来月1日以降も緊急事態宣言が続く首都圏の1都3県で27日・土曜日の人出を分析したところ、東京都内の主な地点では前の4週間の平均より増えていました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、首都圏の1都3県の人の数を分析しました。

分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

その結果、27日・土曜日の主な地点の人出を前の4週間の土日・祝日の平均と比べたところ東京都内では日中、夜間とも増加していました。

日中をみてみますと、東京駅付近では32%、渋谷スクランブル交差点付近では18%増加しました。

千葉駅付近も32%増加しました。

一方、横浜駅付近はマイナス2%、大宮駅付近はマイナス1%と大きな変化はありませんでした。

また夜間も、東京駅付近では21%、渋谷スクランブル交差点付近では14%増加、横浜駅付近も11%増加しました。

一方、千葉駅付近と大宮駅付近はともにマイナス6%でした。

さらに、これらの地点の27日の人出を去年出されていた1回目の宣言のときと比べたところ、多くが2倍以上となっています。

日中は、東京駅付近が1回目の宣言時の土日・祝日の平均と比べて256%の増加とおよそ3.6倍、横浜駅付近が235%の増加でおよそ3.4倍、渋谷スクランブル交差点付近が234%の増加でおよそ3.3倍、大宮駅付近が187%の増加でおよそ2.9倍、千葉駅付近は136%の増加でおよそ2.4倍でした。

夜間も、横浜駅付近が294%の増加でおよそ3.9倍、渋谷スクランブル交差点付近が257%の増加でおよそ3.6倍、東京駅付近が226%の増加でおよそ3.3倍、大宮駅付近が160%の増加でおよそ2.6倍、千葉駅付近が84%の増加でおよそ1.8倍でした。