栃木 足利の山火事発生から1週間 市は“あすにも鎮圧見通し”

栃木県足利市の山火事は28日、発生から1週間がたちました。延焼はおさまったということで市は消火活動が順調に進めば1日にも鎮圧できるという見通しを示しました。

今月21日に足利市西宮町で発生した山火事は28日も自衛隊のヘリコプターや消防による地上からの消火活動が行われました。

これまでに火事によるけが人はいませんが、山中にある木造の神社の建物が全焼しました。

市によりますと焼けた面積は28日午後2時の時点でおよそ106ヘクタールで、26日から変わっていないということです。

このため市は延焼はおさまったとして、消火活動が順調に進めば1日にも鎮圧できるという見通しを示しました。

現場周辺の合わせて305世帯に出されている避難勧告については鎮圧できしだい解除する方針です。

一方、今月24日から休校の措置をとっていた中学校1校については、周辺の安全が確保されたとしてあすから授業を再開することにしています。

宇都宮地方気象台によりますと栃木県内は空気が乾燥していますが、あすにかけては風が強くない状態が続き、2日には雨が降る見込みだということです。

消防などは山中に残った火を消す作業を急いでいます。

現場の状況は

足利市の山火事の現場の南側に位置する今福町の周辺では午前中、炎は確認できませんでしたが、時折山の木々の間から白い煙が上がっているのが見えました。

現場周辺では朝からヘリコプターによる消火活動が行われたほか、午前9時ごろ地上で残った火を消す作業を行う消防の部隊が到着し、装備をととのえて山へと入っていきました。

近くに住む68歳の男性は「今月24日からかなりひどく延焼していて大変なことになっていましたがきょうはにおいだけで火の手は全く見えません。消防の人たちには本当に感謝しています」と話していました。
現場近くに住む79歳の男性は「延焼が広がるのではないかと思うと夜も眠れませんでしたが、火事が落ち着き始めたので夕べあたりからぐっすり眠れるようになりました」と話していました。

また市内に住む50代の女性は「最近はヘリコプターの音で目が覚め、起きたら外が煙くさくなっていて洗濯物も干せませんでしたが、いまは一段落しています。夜も眠らず活動している消防などの方々には本当に感謝しています」と話していました。