ロシア 政権批判の野党指導者殺害から6年 弾圧に危機感

ロシアでプーチン政権を批判してきた野党指導者がモスクワで殺害されて27日で6年となり、現場では、多くの人が、花を手向けるとともに、政権の野党側に対する締めつけが一層強まっていると危機感を募らせました。

ロシアの首都モスクワの中心部で、野党指導者のネムツォフ氏が、銃で殺害されてから27日で6年となり、市民や野党の関係者が、現場となった橋を訪れて花を手向けました。この事件では、5人の男が殺人などの罪に問われましたが、誰の指示だったのか動機などはわかっていません。

ロシアの野党勢力の指導者をめぐっては、去年、ナワリヌイ氏が化学兵器の神経剤で襲われ、1月帰国した後逮捕され、刑務所に収監されることになっています。

ネムツォフ氏の殺害現場を訪れた女性は「状況は悪くなる一方です」と話していました。また、若い男性は、「ネムツォフ氏が自由のために戦ってくれましたが、いま私たちが目にしているのは全体主義の政権です」と話すなど、政権の野党側に対する締めつけが一層強まっていると危機感を募らせていました。

独立系の世論調査機関が行った最新の調査では、プーチン大統領が次の任期の2024年以降も続投することを「望まない」とした人が、18歳から24歳の間では半数以上となるなどプーチン政権に対する反発が若者の間に広がっているとみられます。