栃木 足利 山火事1週間 延焼ほぼ食い止め鎮圧に向け消火急ぐ
栃木県足利市の山火事は、28日で発生から1週間となります。市によりますと延焼はほぼ食い止められているということで、鎮圧に向けて28日も朝から自衛隊のヘリコプターによる消火活動が行われています。
21日に足利市西宮町で発生した山火事はまだおさまっておらず、27日の午後6時の時点でおよそ106ヘクタールが焼けました。
市によりますとこれまでの消火活動で延焼はほぼ食い止められているということで、28日は午前6時半ごろに自衛隊がヘリコプターによる消火活動を再開しました。
市は住宅地への延焼のおそれがあるとして、これまでにあわせて305世帯に避難勧告を出していて、28日午前6時の時点でこのうち5世帯7人が避難しているということです。
これまでに火事によるけが人はいませんが、山中にある木造の神社の建物が全焼しました。
宇都宮地方気象台によりますと栃木県内は空気が乾燥していますが、28日は風が強くない状態が続く見込みで、市は消防や自衛隊と連携し鎮圧に向けて残った火を消す作業を急ぐことにしています。