島根知事 新型コロナワクチン接種へ県内町村長と意見交換

新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた準備が進む中、島根県の丸山知事は26日、県内11の町村長と接種の態勢などについて意見交換を行いました。

丸山知事は26日、島根県内の11の町村長と新型コロナウイルス対策について意見交換を行い、はじめに東京オリンピックの聖火リレーの中止を検討するとした判断について、事前に説明しなかったことを陳謝しました。

その後、県の担当者から島根県にも4月中に2万1450回分にあたる22箱のワクチンが届くことが決まったため、それぞれの自治体にも最低1箱は配送される予定であることや、ワクチンは3週間後にもう1度、接種を受ける必要があるため、2回目も予定どおり受けられるのか確認しながら進めてほしいといったことが説明されました。

これに対して、出席した町村長からは、町の職員では、住民からの問い合わせにこたえられないこともあるので県に専門のコールセンターを設けてほしいといったことや、これまでに集団接種を行ったことがなく、心配だといった意見が出されました。

こうした意見を受け、丸山知事は国からの通達をよりわかりやすい形で自治体に通達するとともに、コールセンターの設置についても検討していることなどを説明していました。

会議のあと、津和野町の下森博之町長は「ワクチンの供給量など不明な点が多い。県にはしっかりと自治体をバックアップしてもらえるとありがたい」と話していました。