愛知知事リコール署名 市町村合併前の「字」表記 多数含まれる

愛知県の大村知事のリコール・解職請求に向けた署名の大半が有効と認められなかった問題で、県の選挙管理委員会に提出された署名には、およそ15年前の市町村合併のあとには使われなくなった「字」の表記が多数含まれていたことが関係者への取材で分かりました。警察は押収した署名簿を詳しく分析し、こうした署名がされたいきさつについても捜査を進めることにしています。

愛知県選挙管理委員会は、大村知事のリコール・解職請求に向けて提出されたおよそ43万5000人分の署名のうち、83%が有効と認められず、大量の署名が偽造された疑いがあるとして、地方自治法違反の疑いで愛知県警察本部に告発しました。

この問題で、提出された署名には、同一人物により書かれたと疑われる署名がおよそ90%あったなどとされていますが、およそ15年前の合併のあとには使われなくなった「字」の表記が多数含まれていたことが関係者への取材で新たに分かりました。

このうち、弥富市の署名簿の一部には、「弥富市」と記されたあと、平成18年4月に合併する以前の町や村で使われ、その後なくなった「字」が書かれていたほか、隣の愛西市の署名簿の一部にも平成17年の合併まで使われていた「字」が記されていたということです。

筆跡が似たものが多く、合併前の古い名簿などが使われた可能性があるということです。

警察は、押収した署名簿を今後詳しく分析し、こうした署名がされたいきさつについても捜査を進めることにしています。