中国税関当局 台湾からのパイナップル 3月1日から輸入停止に

台湾から中国に輸出されているパイナップルについて、中国の税関当局は害虫が検出されたとして、3月1日から輸入を停止することが明らかになりました。パイナップルの産地の台湾南部に支持者が多い政権与党は「政治的な動機を疑わざるを得ない」と、中国を非難しています。

台湾の農政を担う農業委員会は26日、記者会見を開き、25日に中国の税関当局から「台湾産のパイナップルから何度も害虫が検出されたため、3月1日から輸入を停止する」という通知があったことを明らかにしました。

農業委員会は、去年10月に対策を強化してから害虫は1度も検出されていないとして、中国側の措置に遺憾の意を示しました。

去年、台湾から輸出されたパイナップル4万5000トン余りのうち、97%を中国向けが占めており、今回の中国当局の決定は、これから本格的な収穫期を迎える台湾南部の産地に打撃を与える可能性があります。

台湾南部は、蔡英文総統の与党・民進党の支持者が多い地域でもあり、蔡総統はフェイスブックで「中国の不意打ちのような通知は正常な貿易を考慮していない」としているほか、民進党も「背後に政治的な動機があると疑わざるを得ない」と非難しています。