“聖火リレーの運営に問題” 島根県が大会組織委に文書を送付

東京オリンピックの聖火リレーの中止を検討している島根県は、リレーの運営に問題があるとして、大会組織委員会に是正を求める文書を送ったことを明らかにしました。

島根県の丸山知事は、政府と東京都が新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込めないかぎり、県内での聖火リレーを中止せざるをえないという考えを示しています。

聖火リレーの実施にあたっては、大会組織委員会とそれぞれの都道府県が協定を結んでいますが、島根県はこの中の規定に対する違反があったとして、是正を求める文書を組織委員会に送ったことを明らかにしました。

具体的には、組織委員会が担当するはずの車両の手配や聖火ランナーの移動について、離島では県が対応することや、トーチの回収も県に求められているということです。

協定では「相手方が協定に違反し、相当の期間を定めて書面で催告したにもかかわらずこれを是正しない場合は、本協定を解除できる」と規定されていて、丸山知事は規定の違反を理由に協定を解除することで、島根県として聖火リレーを中止することは可能だとしています。

島根県スポーツ振興課は「組織委員会からの返答を1か月程度待ったうえで今後の対応を検討したい」と話しています。

組織委 「島根県と十分協議しながら丁寧に対応」

島根県から催告書が送られたことについて、大会組織委員会は「聖火リレーの実施に向けて、これまで長期間にわたり島根県を含む各都道府県と綿密に協議を重ねながら準備に取り組んできた。文書を確認したうえで、島根県と十分協議しながら丁寧に対応したい」というコメントを出しました。