東京都 新型コロナ 270人感染確認 500人下回るのは20日連続

東京都内では26日、新たに270人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、20日連続で500人を下回りました。
また都は、1日に発表する死亡した人の数としては、2番目に多い30人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は、26日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて270人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が500人を下回るのは20日連続ですが、都の担当者は「まだ多く、もっと下げなければ、いつ急増する局面に変わるかわからない。緊急事態宣言中であることを踏まえた行動をもうひとふんばりお願いしたい」として、週末も不要不急の外出自粛などを徹底するよう呼びかけています。

26日の270人の年代別は、
▽10歳未満が7人、
▽10代が15人、
▽20代が65人、
▽30代が46人、
▽40代が36人、
▽50代が30人、
▽60代が19人、
▽70代が21人、
▽80代が23人、
▽90代が8人です。

およそ47%にあたる128人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

このほか、1人はアメリカへの渡航歴がありました。

一方、感染経路が分かっている濃厚接触者の内訳は、
「家庭内」が最も多く67人、
次いで、
「施設内」が37人、
「会食」が10人、
「職場内」が7人などとなっています。

このうち「施設内」では、9の医療機関で患者と職員合わせて20人、11の高齢者施設で利用者と職員あわせて16人の感染が確認されました。

これで、都内で感染が確認されたのは合わせて11万1010人になりました。

また、26日時点で入院している人は25日より38人減って1774人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は35.5%です。

このうち、都の基準で集計した26日時点の重症の患者は25日より1人減って70人で、重症患者用の病床の21.2%を使用しています。

また都は、感染が確認された50代から100歳代の男女合わせて30人が死亡したことを明らかにしました。

都が1日に発表する死亡した人の数としては、今月3日の32人に次いで2番目に多くなりました。

30人のうち10人は高齢者施設で感染し、このうち90代の女性は家族の了解のもと入所していた特別養護老人ホームで療養し、亡くなったということです。

また、7人は入院していた医療機関で、3人は家庭内でそれぞれ感染したということです。

これで、都内で死亡した人は合わせて1355人になりました。