アメリカ ワクチン国内接種 予定より早く5000万回に

アメリカのバイデン大統領は新型コロナウイルスのワクチンの国内での接種が予定より早く進み、就任から1か月余りで5000万回に達したとしたうえで、今後も接種の態勢の整備や啓発に努めると強調しました。

アメリカのバイデン大統領は25日、会見を開き、新型コロナウイルスのワクチンの国内での接種が先月の就任から37日間で5000万回に達したと明らかにしました。

バイデン大統領は就任から100日で1億回分の接種を目指していて、会見では「予定より数週間早いペースだ」と述べ、目標は達成できるとアピールしました。

バイデン大統領によりますと、65歳を超える国民のほぼ半数が少なくとも1回の接種を受けたということです。

そのうえで、バイデン大統領はことし7月終わりまでにすべての大人の接種に必要なワクチンを確保する見通しだとして、接種を行う場所や医療従事者の確保を進めていると述べました。

さらに「ワクチンが十分に供給されても接種を行う場所に行けない人や接種したくない人もいるので、ワクチンの安全性などについて大規模な啓発活動を行う」と述べ、接種を呼びかける活動も強化し、ワクチンの普及に努めると強調しました。

アメリカCDC=疾病対策センターによりますとアメリカで少なくとも1回ワクチンを接種した人は25日までに人口のおよそ14%となっています。