インド出身のタイガー・ジェット・シンさんは、日本でもアントニオ猪木さんと名勝負を繰り広げるなど昭和を代表する悪役レスラーとして活躍しました。
そのかたわら、長年暮らすカナダでは、みずからの名前がついた財団を通じ社会貢献活動に取り組んでいて、10年前の東日本大震災の直後にはおよそ2万カナダドル、日本円で160万円以上の寄付金を集め、被災地の子どもたちにおくりました。
こうした功績をたたえ、トロントの日本総領事は25日、タイガー・ジェット・シン財団を表彰しました。
タイガー・ジェット・シンさん表彰 被災地の子どもたちを支援
東日本大震災で被災した子どもたちへの支援などに取り組んできた、プロレスラーのタイガー・ジェット・シンさんが、長年暮らすカナダで日本の総領事から表彰されました。


オンラインで行われた式典で佐々山拓也総領事は「被災地の子どもたちを支援してくださったことは、決して忘れません」と感謝の気持ちを述べました。

表彰を受けたタイガー・ジェット・シンさんは「津波の被害について聞いたときは胸が張り裂ける思いでした。49年間もの時間を過ごした日本の子どもたちのために、とにかく何かしなければと思いました。近いうちにまた日本を訪れたいです」と話していました。
タイガー・ジェット・シン財団は今後も被災地の子どもたちなどを支援するため、さらに2万カナダドルを寄付することにしています。
タイガー・ジェット・シン財団は今後も被災地の子どもたちなどを支援するため、さらに2万カナダドルを寄付することにしています。