新型コロナ 10都府県 6指標の状況(24日)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房によりますと、2月24日時点で、緊急事態宣言が出ている10の都府県の中には、「病床使用率」と「人口10万人当たりの療養者数」、それに「感染経路が不明な人の割合」などで最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えているところがあります。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1、病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は、
▼東京都で38%、▼埼玉県で51%、▼千葉県で53%、▼神奈川県で32%、▼愛知県で30%、▼岐阜県で21%、▼大阪府で36%、▼兵庫県で38%、▼京都府で30%、▼福岡県で47%です。

このうち重症者用の病床は、
▼東京都で86%、▼埼玉県で19%、▼千葉県で11%、▼神奈川県で17%、▼愛知県で25%、▼岐阜県で14%、▼大阪府で38%、▼兵庫県で42%、▼京都府で17%、▼福岡県で23%となっています。

2、療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で25人、▼埼玉県で21人、▼千葉県で27人、▼神奈川県で12人、▼愛知県で10人、▼岐阜県で9人、▼大阪府で14人、▼兵庫県で10人、▼京都府で15人、▼福岡県で17人です。

3、検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▼東京都で3.8%、▼埼玉県で3.1%、▼千葉県で5.3%、▼神奈川県で4.1%、▼愛知県で3.1%、▼岐阜県で1.6%、▼大阪府で1.7%、▼兵庫県で2.3%、▼京都府で1.8%、▼福岡県で2.3%となっています。

4、新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で15人、▼埼玉県で11人、▼千葉県で14人、▼神奈川県で9人、▼愛知県で4人、▼岐阜県で4人、▼大阪府で6人、▼兵庫県で4人、▼京都府で3人、▼福岡県で7人となっています。

5、直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▼東京都で0.83、▼埼玉県で0.88、▼千葉県で1.04、▼神奈川県で0.91、▼愛知県で0.68、▼岐阜県で0.61、▼大阪府で0.72、▼兵庫県で0.60、▼京都府で0.62、▼福岡県で0.74となっています。

6、感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▼東京都で50%、▼埼玉県で36%、▼千葉県で49%、▼神奈川県で45%、▼愛知県で41%、▼岐阜県で21%、▼大阪府で51%、▼兵庫県で33%、▼京都府で37%、▼福岡県で30%でした。