サンマ 北太平洋の漁獲可能量 40%引き下げで合意 国際会議で

深刻な不漁が続くサンマの資源管理を話し合う国際会議で、参加する各国や地域が北太平洋で漁獲できる量をことしと来年は、今よりも40%引き下げ33万トン余りにすることで合意しました。

この会議は、日本をはじめ中国、台湾、韓国、ロシアなど8つの国と地域が参加してオンラインで開催され、3日間の議論を終えて25日閉幕しました。

今回の会議では、北太平洋で漁獲できるサンマの量の上限を加盟する8つの国と地域の合計で、ことしと来年は、現在の55万6250トンから今よりも40%引き下げて33万3750トンにすることで合意したということです。

具体的には、
▽主に中国や台湾が行っている公海での漁については33万トンから19万8000トンに引き下げるほか、
▽日本やロシアはそれぞれのEEZ=排他的経済水域内の漁獲量を合わせて13万5750トン以内に抑えます。

一方、国や地域ごとに漁獲できる量の上限を設けることについては合意に至りませんでした。

日本の去年の水揚げ量は2万9000トン余りと過去最低を記録し、日本以外の各国も不漁となっていることから、漁獲できる量の引き下げを求める日本の提案に対し各国が歩み寄った形です。

水産庁は「今回の合意は一定の前進ではあるが、持続可能な漁業のため、よりしっかりとした管理制度をつくっていきたい」と話しています。