フランスでも生理用品を大学で無料配布「生理の貧困」解決へ

フランス政府は経済的な理由で生理用品が買えない「生理の貧困」をなくそうと、すべての大学生に対して生理用品を無料で配布すると発表しました。

フランスでは経済的な理由で生理用品が買えない「生理の貧困」と呼ばれる状況の女性がおととしの民間の調査で170万人にのぼり、新型コロナウイルスによる経済状況の悪化でさらに増えたと指摘されています。

マクロン政権で高等教育を担当する閣僚は23日、大学の学生寮やキャンパスでナプキンなどの生理用品を無料で提供し始め、9月から始まる新学期までには、すべての大学生が手に入れられるようにすると発表しました。

フランスでは、すでに自治体レベルで高校生などを対象に生理用品を無料配布する動きが広がり希望者が殺到していて、マクロン大統領も去年12月、経済的な理由で生理用品を買えない女性が尊厳を失っているとして、国として対策を講じると明言していました。

「生理の貧困」をめぐっては、去年11月にイギリスのスコットランド議会で女性に生理用品を無料で提供することを自治体や教育機関などに義務付ける法案が可決されたほか、ニュージーランド政府も今月、日本の小学校から高校にあたるすべての学校で生理用品を無料で配布すると発表し「生理の貧困」を社会問題として解決していこうという動きが各国で広がり始めています。