日産 西川前社長「“手厚い報酬”支払い協力求められた」証言

日産自動車のカルロス・ゴーン元会長の報酬を少なく開示した罪に問われているグレッグ・ケリー元代表取締役の裁判で、西川前社長の証人尋問が始まり、ケリー元代表取締役からゴーン元会長の退任後に手厚い報酬を支払うことへの協力を求められたと証言しました。

日産の元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(64)がゴーン元会長と共謀し、元会長の報酬を有価証券報告書で少なく開示した罪に問われている裁判では、日産関係者の証人尋問が続いていて、24日から西川廣人前社長の証人尋問が始まりました。

この中で西川前社長は、平成23年に代表取締役副社長に就任する際、ケリー元代表取締役から「ゴーンの報酬は、国際的な水準と比べて、非常に低い。他社からの引き抜きにあわないようにするため、退任後の報酬は、手厚いパッケージを用意する必要がある。一緒にゴーンのサポートをしてほしい」として協力を求められたと証言しました。

一方で、ゴーン元会長の未払いの報酬を退任後に支払うことについて、西川前社長はその全体像を把握していなかったことが明らかになりました。

西川前社長は「本来の報酬との差額分があること自体、認識していなかった」と述べたほか、退任後に報酬を支払うとした書類にサインしたことについても「具体的な中身は確認せず、案の段階であり、正式なプロセスではないと思っていた。ゴーンが退任後も日産をサポートすることに対する報酬だと思っていた」と述べました。