センバツ高校野球 組み合わせ決定 開幕は3月19日

来月19日に甲子園球場で開幕するセンバツ高校野球の組み合わせ抽せんが行われ、出場する32校の1回戦の対戦相手が決まりました。

ことしで93回目を迎えるセンバツ高校野球の組み合わせ抽せんは、23日午後3時から始まり、新型コロナウイルスの感染防止対策のためオンライン形式で行われました。

そして出場する32校のキャプテンがリモートで参加してくじを引き、1回戦の対戦相手が決まりました。

▼大会1日目、開会式直後の第1試合では、兵庫の神戸国際大付属高校と北海道の北海高校が対戦します。

▼大会3日目の第1試合は、沖縄の具志川商業と青森の八戸西高校が対戦。ともに困難な状況を克服した学校などが対象となる「21世紀枠」で、甲子園初出場を決めたチームどうしの顔合わせとなりました。

▼続く第2試合は、福岡の福岡大大濠高校と長崎の離島にある大崎高校が対戦。大崎が優勝した去年秋の九州大会の決勝と同じ顔合わせです。

▼大会4日目の第2試合は、ともにセンバツで優勝経験のある奈良の智弁学園と大阪桐蔭高校が対戦します。1回戦屈指の好カードで、同じ顔合わせで行われた去年秋の近畿大会の決勝では智弁学園が勝っています。

▼そして大会6日目の第1試合、愛知の中京大中京高校と千葉の専大松戸高校の対戦で出場する32校が出そろいます。

選手宣誓は仙台育英の島貫主将

選手宣誓は大会1日目に出場する6校のキャプテンによる抽せんの結果、宮城の仙台育英高校のキャプテン、島貫丞選手が務めることになりました。

島貫選手は「東日本大震災から10年という年に選手宣誓をすることができ、すごくうれしい。被災した方々に勇気と感動を与えられるようにしたい」と話しました。

そのうえで、「緊張すると思うが新型コロナウイルスで難しい状況にある中でもいい大会を作り上げられるようにいい選手宣誓をしたい」と意気込んでいました。

ことしのセンバツ高校野球は、選手や関係者およそ1000人を対象にPCR検査を行うなど感染対策を徹底したうえで、人数を絞って観客を入れて開催する方針で準備が進められています。

大会は来月19日に開幕し、休養日を含めて13日間の日程で行われます。

1回戦組み合わせ 大会1日目

【第1試合】
開会式直後の第1試合は、兵庫の神戸国際大付属高校と北海道の北海高校が対戦します。
神戸国際大付属高校は4年ぶり5回目のセンバツ出場です。去年秋はエース、阪上翔也投手を中心に兵庫県大会優勝、近畿大会ベスト8まで勝ち進みました。
北海高校は10年ぶりのセンバツ出場です。センバツは今回で13回目、夏の大会は歴代最多となる38回出場しています。秋の北海道大会では、球数制限を考慮して4人のピッチャーが登板。5試合で1点しか失わなかった層の厚い投手陣に加えて、1年の夏から4番を打つ宮下朝陽選手を中心とした粘り強い打線がかみ合って、10年ぶりの優勝を果たしました。

【第2試合】
第2試合は、高知の明徳義塾高校と宮城の仙台育英高校が対戦です。
明徳義塾高校は2年連続20回目のセンバツ出場です。夏の甲子園にも20回出場し、2002年の夏には全国制覇を果たした強豪です。去年秋の四国大会で2年連続11回目の優勝を飾りました。エースの代木大和投手が去年秋の高知県大会から四国大会にかけて登板した8試合のうち7試合で完投するなどチームを引っ張りました。
仙台育英高校は2年連続14回目のセンバツ出場です。秋の東北大会は、決勝で18得点を奪って勝利するなど、危なげない戦いぶりで連覇を果たしました。センバツ大会では2001年に準優勝しています。

【第3試合】
第3試合では、群馬の高崎健康福祉大高崎高校と山口の下関国際高校が対戦します。
高崎健康福祉大高崎高校は2年連続5回目のセンバツ出場です。チームを象徴してきたことばは「機動破壊」。積極的に次の塁をねらう攻撃で相手を揺さぶり、甲子園を沸かせてきました。秋の関東大会4試合で8本のホームランを記録するなど打力も売りにしています。センバツでは2012年にベスト4に入りました。
下関国際高校は3年ぶり2回目のセンバツ出場です。2017年夏の甲子園で春夏通じて初出場を果たし、2年連続出場となった翌年の夏の甲子園では甲子園初勝利をあげて勢いに乗り、ベスト8に進出しました。去年秋の中国大会では、1試合平均の失点が1点台と投手陣が安定したピッチングを見せて準優勝しました。

1回戦組み合わせ 大会2日目

【第1試合】
第1試合は、宮崎の宮崎商業と奈良の天理高校が対戦します。
宮崎商業は52年ぶり3回目のセンバツ出場です。夏の甲子園は2008年に出場していますが、センバツは半世紀を経て久しぶりの出場になります。去年秋の宮崎県大会は準決勝、決勝と6点差を逆転して、21年ぶりの優勝を飾りました。さらに去年秋の九州大会では、準々決勝で3本のホームランをマークするなど、強力打線でセンバツ切符をつかみました。
宮崎商業のキャプテン、中村碧人選手は「天理高校は伝統校でいいピッチャーがいる印象です。まずは守備からリズムを作って攻撃につなげていきたい。52年ぶりのセンバツ出場なので、一戦一戦全力で戦いたい」と意気込んでいました。
天理高校は2年連続25回目のセンバツ出場です。1メートル93センチのエース、達孝太投手と4番の瀬千皓選手がチームの中心です。チームを2回の全国制覇に導いた橋本武徳前監督が去年10月に死去。現在の中村良二監督は「おまえが笑っていたら勝てる」という前監督からのことばを胸に指揮をとります。

【第2試合】
第2試合は、静岡の三島南高校と鳥取城北高校が対戦します。
三島南高校は21世紀枠で春夏通じて初めての甲子園です。ICT=情報通信技術の教育に力を入れ、野球部もタブレット端末と映像遅延装置を使って、リアルタイムで動作を確認することなどを練習に取り入れてきました。去年秋はタイプの違う複数の投手を起用し、県大会ベスト4まで勝ち進みました。三島南高校のキャプテン、伊藤侍玄選手は「守りのチームどうしなのでどう打ち勝つかが重要になってくると思う」と話しました。そのうえで、「自分たちが出場することで地域の方々が盛り上がってくれているのを感じている。甲子園で1勝することを目標にしてはつらつとしたプレーで自分たちの100%を出し切りたい」と話していました。
鳥取城北高校は2年連続3回目のセンバツ出場です。去年秋の中国大会では、ベスト4に入り、出場校の中で最も多い3本のホームランをマークするなど、長打力のある打線が持ち味です。

【第3試合】
第3試合は、神奈川の東海大相模高校と山梨の東海大甲府高校の同じ系列校どうしの対戦となりました。
東海大相模高校は2年連続12回目のセンバツ出場です。甲子園では春2回、夏2回優勝している強豪校で、OBにはプロ野球・巨人の原辰徳監督や同じ巨人のエース、菅野智之投手がいます。秋の関東大会では、準々決勝で、東海大甲府高校と対戦し、勝利までアウト2つとしながら逆転サヨナラ負けしました。
東海大甲府高校は5年ぶり6回目のセンバツ出場です。甲子園では春夏ともにベスト4に入った実績があり、OBには中日の高橋周平選手などがいます。秋の関東大会では、準々決勝で東海大相模高校と対戦し、9回1アウトからの逆転サヨナラ勝ちで、センバツ出場をたぐり寄せました。

1回戦組み合わせ 大会3日目

【第1試合】
第1試合は、ともに21世紀枠で出場する沖縄の具志川商業と青森の八戸西高校が対戦します。
具志川商業は、21世紀枠で春夏通じて初めての甲子園です。去年の秋は新川俊介投手や伊波勢加投手などの複数の投手をそろえ、沖縄県大会で準優勝し、九州大会でもベスト8まで勝ち進みました。具志川商業のキャプテン、粟國陸斗選手は「21世紀枠どうしということで、いかに自分たちの守備から流れを作って攻撃につなげる野球ができるかどうかがポイントになる」と話しました。そのうえで「自分たちを支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れず、全員で全力疾走を最後まで貫きたい」と意気込んでいました。
八戸西高校も21世紀枠で春夏通じて初めての甲子園です。去年の秋は身長1メートル88センチのエース、福島蓮投手を中心に東北大会でベスト8の成績を残しました。選手たちは、小川貴史監督の勤務先となっている特別支援学校で、ストレッチを教えています。一方で、特別支援学校の生徒も傷んだボールを補修するなどして交流を重ねています。八戸西高校のキャプテン、宮崎一綺選手は「21世紀枠どうしで守備を中心とし、攻撃では機動力を絡めるチームカラーも似ていると思うので打ち勝てるようにしたい」と話しました。そのうえで「すごく地域の方々が応援してくれているので自分たちらしい明るく、礼儀正しく、元気のいい野球を見せられればと思う」と意気込んでいました。

【第2試合】
第2試合は、福岡の福岡大大濠高校と長崎の離島から初出場を決めた大崎高校の九州勢どうしの対戦です。
福岡大大濠高校は4年ぶり5回目のセンバツ出場です。夏の甲子園にも3回出場している強豪で、2017年のセンバツではベスト8に入りました。去年秋の九州大会では1年生投手が先発するなど選手層の厚さをみせて準優勝を収めました。
大崎高校は春夏通じて初めての甲子園です。長崎県の人口およそ5000人の離島、大島にある生徒数110人余りの高校です。長崎の佐世保実業を甲子園に導いた清水央彦監督が3年前に就任し、チームは力をつけてきました。去年秋の九州大会では、エースの坂本安司投手や1年生左腕の勝本晴彦投手など安定した投手陣で、初優勝を果たしました。
大崎高校は、去年秋の九州大会決勝で、福岡大大濠高校と対戦し、このときは大崎高校が勝っています。大崎高校のキャプテン、秋山章一郎選手は、「相手は左右どちらもいいピッチャーがいて、長打を打てるバッターがそろっている印象だ。しっかり自分たちの野球をしたい」と抱負を述べました。そのうえで、「たくさんの島の人が『がんばってね』と声をかけてくれた。少しでも勇気を与えられるプレーをしたい」と意気込んでいました。

【第3試合】
第3試合は、大分の明豊高校と、21世紀枠で出場の兵庫の東播磨高校が対戦します。
明豊高校は3年連続5回目のセンバツ出場です。夏の甲子園にも6回出場している強豪です。チームは、140キロ台のストレートを持ち味とする右投げの京本誠投手、左投げの太田虎次朗投手の2人が中心です。
東播磨高校は21世紀枠で春夏通じて初めての甲子園です。新型コロナウイルスの影響で練習ができない時期には、指導者がプレーを実演した動画の配信やオンラインミーティングなどSNSを駆使して困難を乗り越えました。演劇部は戯曲「アルプススタンドのはしの方」で全国大会最優秀賞を獲得。作品は去年映画化されました。東播磨高校のキャプテン、原正宗選手は「明豊は攻撃も守備も力があるチームなので、自分たちの持ち味である相手の隙をどんどん突いていく走塁ができるように準備していきたい」と話しました。そのうえで、「応援してくれるたくさんの方たちに恩返しができるように一つ一つのアウトに貪欲にプレーする姿を見せたい」と意気込んでいました。

1回戦組み合わせ 大会4日目

【第1試合】
第1試合は、市立和歌山高校と県立岐阜商業が対戦します。
市立和歌山高校は2年ぶり7回目のセンバツ出場です。エースの小園健太投手は最速152キロを投げる本格派の右ピッチャーで、投球術も持ち合わせ、去年秋の近畿大会ではライバルの智弁和歌山高校を完封するなど、3試合で1失点と抜群の安定感を見せました。バッティングが光るキャプテンの松川虎生選手とは中学時代からバッテリーを組んでいます。
県立岐阜商業は2年連続30回目のセンバツ出場です。去年秋の東海大会は2年連続の準優勝。夏の甲子園にも28回出場し、甲子園で春夏合わせて4回の優勝を誇る全国屈指の強豪校です。最近でも2013年と2015年のセンバツでベスト8に進出しています。

【第2試合】
第2試合は、ともにセンバツで優勝経験がある奈良の智弁学園と大阪桐蔭高校が対戦する1回戦屈指の好カードです。
智弁学園は2年連続14回目のセンバツ出場です。1年春から中軸を打つ3番の前川右京選手、キャプテンで4番の山下陽輔選手と続く打線は、抜群の破壊力を誇ります。左投げのエース、西村王雅投手は去年の夏の交流試合で、中京大中京高校との試合で先発し、延長10回4失点の力投を見せました。センバツ大会では2016年以来の優勝を目指します。
大阪桐蔭高校は2年連続12回目のセンバツ出場です。左投げの松浦慶斗投手と右投げの関戸康介投手はともに最速150キロ以上をマークする本格派です。キャプテンの池田陵真選手を中心に打線も力があり、2回目の春夏連覇を達成した3年前に続く春の頂点をねらっています。
智弁学園と大阪桐蔭高校は、去年秋の近畿大会の決勝でも対戦し、この時は智弁学園が勝っています。智弁学園のキャプテンの山下陽輔選手は「もしかしたら大阪桐蔭が来るかなと思っていたら本当にきてびっくりした。近畿大会同様につなぐ野球ですきのないように戦いたい」と話していました。
一方、大阪桐蔭のキャプテン、池田陵真選手は「相手は非常にバッティングのいいチームだと思います。コロナ禍でも大会を開催してもらえることに感謝して、全力プレーで頑張りたい」と話していました。

【第3試合】
第3試合は、広島新庄高校と長野の上田西高校が対戦します。
広島新庄高校は2年連続3回目のセンバツ出場です。伝統校の広島商業を指導した迫田守昭前監督のもとで力をつけ、2014年のセンバツで春夏通じて初出場を果たし、夏の甲子園にもこれまでに2回出場しています。去年秋の中国大会では花田侑樹投手と秋山恭平投手の継投で準々決勝から決勝までの3試合をいずれも1点差で制し、初優勝しました。
上田西高校は初めてのセンバツ出場です。夏の甲子園には2回出場し、2015年の夏に甲子園初勝利をあげました。去年秋の北信越大会では、準決勝で大会3連覇を目指した石川の星稜高校を5対4の接戦で破り、準優勝しました。

1回戦組み合わせ 大会5日目

【第1試合】
第1試合は、東京の東海大菅生と初出場の愛媛の聖カタリナ学園が対戦します。
東海大菅生高校は6年ぶり4回目のセンバツ出場です。去年夏の独自大会から下級生中心のチームで臨んで経験を積んできました。「ノーヒットでも点が取れる野球」を目指し、常に次の塁をねらう積極的な走塁を意識しています。秋の東京大会では6試合で25個の盗塁を記録しました。夏の甲子園では4年前にベスト4に入りましたが、センバツではまだ勝利がありません。
聖カタリナ学園は春夏通じて初めての甲子園です。野球部は女子校から共学に変わった2016年に創部。去年秋の愛媛県大会で初優勝すると、その勢いに乗って去年秋の四国大会で準優勝しました。エースの櫻井頼之介投手と主に4番を打つ川口翔大選手がチームを引っ張ります。

【第2試合】
第2試合は、宮城の柴田高校と京都国際高校の対戦です。
柴田高校は、春夏通じて初めての甲子園です。人口およそ3万7000人の町にある唯一の高校で、選手たちは、少年野球チームとの交流や清掃活動などを通して、積極的に地域貢献に取り組んできました。秋の東北大会では、エースの谷木亮太投手を中心に力強い戦いぶりを見せ、準決勝まで3試合連続で各県1位の高校に勝って、準優勝と躍進しました。
京都国際高校も春夏通じて初めての甲子園です。1947年に京都朝鮮中学として開校し、2004年に京都国際高校になりました。校歌は韓国語です。去年秋は投打にわたって活躍した森下瑠大投手と平野順大投手を筆頭に、1年生中心のフレッシュなメンバーで近畿大会でベスト4まで勝ち進みました。

【第3試合】
第3試合は、茨城の常総学院と福井の敦賀気比高校の対戦です。
常総学院は5年ぶり10回目のセンバツ出場です。センバツでは2001年に優勝し、夏の大会の優勝経験もあります。チームの礎を築いた元監督の木内幸男さんが去年11月に亡くなりました。木内さんの教え子で元プロ野球選手の島田直也監督の初采配となる甲子園での戦いぶりに注目が集まります。
敦賀気比高校は5年ぶり8回目のセンバツです。夏の甲子園にも9回出場している強豪で2015年のセンバツでは福井県勢として春夏通じて初優勝を果たしました。去年秋の北信越大会では2試合を延長戦で制するなど、粘り強い野球で優勝しました。

1回戦組み合わせ 大会6日目

【第1試合】
第1試合が1回戦最後の試合となり、愛知の中京大中京高校と千葉の専大松戸高校が対戦します。
中京大中京高校は2年連続32回目のセンバツ出場です。甲子園での優勝回数は春夏合わせて史上最多の11回。センバツの出場回数も京都の龍谷大平安高校に次いで2番目に多い全国屈指の強豪です。去年秋の東海大会決勝では6点差を逆転し、大会2連覇を果たしました。
専大松戸高校はセンバツ初出場です。地元では「専松」の愛称で親しまれています。秋の関東大会では、エースの深沢凰介投手を中心とした守りに加え、バスターやプッシュバントなどの小技を絡めた攻撃をいかして、ベスト4の成績を残しました。72歳のベテラン、持丸修一監督の手腕にも注目が集まります。

第2試合からは、2回戦に入ります。