“子どもたち自身が校則を考える” オンラインでシンポジウム

各地で学校の校則を見直す動きが相次ぐ中、規則やルールの在り方を子どもたち自身が主体的に考えていこうというシンポジウムが23日、オンラインで開かれました。

シンポジウムは子どもや若者の支援をしている東京都内のNPO法人「カタリバ」がオンラインで開催したもので、およそ400人が参加しました。

まず、校則に詳しい識者たちが個々の学校で見直しが始まっている現状や、学校教育の中で子どもたち自身がルール作りに関わる重要性を指摘しました。

このあと、実際に取り組んだケースとして広島市の安田女子中学高等学校の生徒が、見直すべき校則を全校生徒にアンケートし、教員や保護者、警察とも意見を交換して校則がある背景を知ったうえで新たなルールを提案したと発表しました。

また、岩手県の大槌高校は教員と一緒に校則を考える委員会を立ち上げ、靴下の色の指定を廃止し、下校時のジャージ着用も可能にしたと報告し、生徒は「先生と率直に話せるようになり当たり前のルールも見直すことが必要だと学んだ」と話していました。

参加した熊本大学教育学部の苫野一徳 准教授は「校則の見直しで対話をするプロセスが大事になる。それぞれの立場を知り意見が変わっていくことで生徒や教員が共通の意思を作り出すことができる」と呼びかけていました。