ミャンマー ストライキに数百万人参加 クーデターに抗議

ミャンマーでは22日、クーデターを実行した軍に抗議する一斉ストライキが行われ、商業施設や銀行、工場が軒並み休業し、公共交通機関も止まりました。抗議活動も全国各地で行われ、地元メディアは参加者が数百万人に上ったと伝えています。

ミャンマーでの一斉ストライキは22日、全国各地で行われ、このうち最大都市のヤンゴンでは、大型の商業施設やスーパーマーケットだけでなく地域の市場や小売店も軒並み休業しました。

繊維製品などをつくる工場は操業が止まり、ほとんどの銀行が休業したほか、鉄道やバスなどの公共交通機関も止まって、経済や都市機能がまひした状態となりました。

抗議活動も全国各地で行われ、地元メディアは参加者が数百万人に上ったと伝え2月1日のクーデター後の抗議デモとしては最大の規模となりました。

治安当局との大きな衝突は伝えられていませんが、首都ネピドーではデモに参加していた150人余りが一時拘束されたということです。

国営テレビは昨夜軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官が、統治機関の会議に22日出席し、抗議デモについて触れたことを伝えました。

それによりますと、司令官は「これだけデモが拡大しているのに、今のところ、死亡したのはわずか4人だ。ほかの国の同じようなデモと比べても、少ない」と述べ、慎重に対応していると強調しました。

しかし、治安当局がデモ隊に発砲し、犠牲者が出ていることに対してはミャンマーの国内外から厳しい批判が出ているだけに、司令官の発言は、抗議活動を続ける市民のさらなる反発を招きそうです。

英政府 軍の対応を非難

イギリス政府はロンドン駐在のミャンマー大使を外務省に呼び、平和的な抗議活動への軍の対応を非難しました。

イギリス政府がミャンマーの大使を呼んで非難するのは2月に入り2回目です。

外務省報道官によりますと、アジアを担当するアダムズ閣外相は、抗議する人たちへの暴力の行使によって、死者や重傷者も出ていると非難したうえで、やめるべきだと強調したということです。

そして、軍によるクーデターを改めて非難し、スー・チー国家顧問の解放などを求めました。

そのうえで、暴力的な対応に対しては各国と協力して軍の責任を追及していくと伝えたということです。

米国務省「追加の政策手段とる可能性」

ミャンマーで治安当局がデモ隊に発砲し、犠牲者が出たことについて、アメリカ国務省のプライス報道官は22日の記者会見で「ミャンマー当局による平和的なデモへの参加者に対する暴力行為を強く非難する。軍には強く自制を求める」と述べ、暴力の停止を求めました。

そして22日、数百万人が抗議デモに参加したことについて「人々の強い意志を示すものだ」と強調したうえで、軍側に対し民政に復帰するよう改めて要求しました。

また、プライス報道官は「ミャンマーの人々を支援するというわれわれの目標を達成するために、追加の政策手段をとる可能性がある」と述べ、すでに発動した制裁に加えてさらなる対抗措置に踏み切る構えも示し、軍側を強くけん制しました。