福岡県 感染者数や病床使用率の状況見極め 宣言解除要請判断へ

福岡県では、新型コロナウイルスの新規感染者数の減少に伴い、病床の使用率も下がり、緊急事態宣言の解除を国に要請する基準に近づいています。県は、引き続き状況を見極めて国に宣言の解除を要請するか判断したい考えです。

緊急事態宣言が延長された福岡県は、宣言の解除を国に要請するための2つの判断基準を設けています。

1つは、1週間の新規感染者数の平均が7日連続180人未満となることで、22日の時点で57.6人と、21日連続で基準をクリアしています。

また、県が最大で確保するとしている病床760床の使用率は、21日の時点で51.1%と前の日より下がり、基準の50%未満に近づいています。

福岡県新型コロナウイルス対策本部の佐野正課長は、記者会見で「病床の使用率も減少傾向になり、近日中に基準を下回ることが見込まれる。今後、数日の動きを見るとともに、専門家の意見も踏まえたうえで、国に対して宣言の解除を要請するか判断したい」と話しています。