品川駅 人出の状況の表示始まる 不要不急の外出自粛呼びかけ

不要不急の外出自粛を呼びかけるため、都内の利用客の多い駅で毎日の人出の状況を表示する取り組みが、22日から品川駅でも始まりました。

人出の状況を表示する取り組みは、新宿駅や渋谷駅などですでに行われていて、22日からはJR品川駅でも始まりました。
駅の東西の出口を結ぶ通路の両側にある44面のディスプレーには、品川駅の22日正午の人出が、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の去年1月の平日の平均より51%減少していることが一斉に表示されました。

ディスプレーには「外出を控えましょう」とか、「テレワークの実施で出勤者数7割削減を」といったメッセージも表示されます。

都内の感染確認は減ってきているものの、都が呼びかけている7日間平均を「前の週の7割以下にする」という目安の数値は22日までの5日連続で上回っています。

都は、一層の抑え込みには、昼夜を問わず不要不急の外出自粛の徹底が不可欠だとしていて、呼びかけを強化することにしています。

都の担当者は「その外出は本当に必要なのか、表示を見て考えてほしい」と話していました。

人出の状況を表示する取り組みは品川駅では今月28日まで、すでに始まっているほかの駅と周辺では、来月7日まで行われます。