福岡県小川知事 辞職願提出 治療長引くことなどを理由に

がんで入院している福岡県の小川知事は、治療が長引くことなどを理由に22日、辞職願を提出しました。これに伴って、4月中旬までに後任を決める知事選挙が行われる見通しです。

原発性肺腺がんで入院している福岡県の小川知事は22日午後、職務を代行している服部副知事と面会しました。そして、治療が長引くことなどを理由に、再来年4月までの任期を前に知事を辞職する意向を伝え、辞職願を預けました。

このあと、服部副知事は辞職願を県議会の議長に届けました。

小川知事は71歳。特許庁長官や内閣広報官などを経て、平成23年の福岡県知事選挙で初当選し現在3期目で、新型コロナウイルスへの対応などにあたってきました。

これに伴って、公職選挙法の規定により、小川知事の後任を決める知事選挙は4月中旬までに行われる見通しです。

副知事 会見で小川知事のメッセージ代読

服部副知事は記者会見を開き「退院復帰の見通しが不透明になってしまった。病状と体力を考えるとこれまでのように知事としての責任と役割を果たせないため断腸の思いで決断に至った。皆様には大変申し訳なく、私自身とても悔しく残念でならない。これから先、治療に専念する」とする小川知事のメッセージを代読しました。

武田総務相「大変無念だろうと思う」

武田総務大臣は国会内で記者団に対し「昨晩、知事本人から『辞職の決断に至った』と報告をいただいた。極めて残念であり病が原因ということで大変無念だろうと思う」と述べました。

そのうえで今後の対応について「これまで頻繁に知事とは意見交換を行い昨晩もいろいろ打ち合わせをした。知事の情熱や思いはしっかり継承していかなければならない。2年前の知事選挙で志を同じくして戦った『県民の会』の皆さんとも意見交換しながら、皆さんが納得いく形を求めていきたい」と述べました。