コンビニ売り上げ 11か月連続減少 都心部中心に来店客が減少

先月の全国のコンビニの売り上げは、全国11の都府県で緊急事態宣言が出された影響で来店客数が減少したことから去年の同じ月を4.9%下回り、11か月連続で前の年を下回りました。

日本フランチャイズチェーン協会が22日発表した先月の全国のコンビニの売り上げは、既存店ベースで8150億円となり、去年の同じ月を4.9%下回りました。売り上げが前年を下回るのは、11か月連続です。

新型コロナウイルスの感染拡大で東京都など全国11の都府県で緊急事態宣言が出された影響で、都心部を中心に来店客数が減少したことが影響しました。

一方で、外食を控え自宅で食事をする機会が増えていることから、総菜や冷凍食品などを買い求める利用客が多く、1人当たりの売り上げは、去年の同じ月よりも9.6%の増加と高い伸びとなりました。

今後の見通しについて日本フランチャイズチェーン協会は、緊急事態宣言が解除されてもテレワークの定着などライフスタイルが変化していることから、都心部の店舗を中心に厳しい状況が続くのではないかと分析しています。