中国外相 米 バイデン政権に前政権の対中政策見直しを呼びかけ

中国の王毅外相はアメリカとの関係について演説し、トランプ前政権のもとで行われてきた中国製品に対する関税の上乗せなどをやめるよう求める一方、新型コロナウイルスや気候変動への対策などでは協力を強化したいとして、バイデン政権に関係改善を呼びかけました。

中国の王毅外相は22日、北京で開かれた米中関係を話し合うオンライン形式のフォーラムで演説しました。

この中で王外相は、トランプ前政権の対中国政策を批判したうえで、バイデン政権に対し「あらゆる偏見を捨て、理性的な対中政策に戻し、健全で安定した関係を発展させるよう望む」と述べました。

そして、トランプ前政権のもとで行われてきた中国製品に対する関税の上乗せや、中国の企業や研究、教育機関への制裁などをやめるよう求めました。

その一方で王外相は「新型コロナウイルス対策、気候変動、世界経済の回復の3つの分野でアメリカと政策を調整し、協力を強化したい」と述べ、バイデン政権に対し関係改善を呼びかけました。

今回のフォーラムは「両国関係を正しい軌道に戻す」ことをテーマに中国側が主催したもので、中国政府としては、バイデン政権に対しトランプ前政権の対中国政策を見直して歩み寄るよう促すねらいがあるものとみられます。