ミャンマー 最大規模のストライキ 全土で呼びかけ 緊張高まる

ミャンマーではクーデターに抗議するデモ隊に治安当局が発砲するなどして死者が確認されて以来、最大規模となるストライキが22日、全土で呼びかけられています。地元メディアは数百万人が参加する見込みだと伝えていて軍側との間で緊張が高まっています。

ミャンマーの首都ネピドーでは今月19日、デモに参加していて銃撃され意識不明となっていた20歳の女性が死亡しました。

20日には第2の都市マンダレーでも、軍への抗議活動に参加していた給油施設の作業員らが治安当局から発砲されて男性2人が死亡しました。

地元メディアは同じ20日夜には、最大都市ヤンゴンで地域の治安維持活動にボランティアとして参加していた男性が警察の発砲を受けて死亡したと伝えています。

ミャンマーでは今月1日のクーデター以来、政府の職員などが職務を拒否することでクーデターに抗議する活動が続いています。
22日はデモ隊の死者が確認されて以降、最大規模のストライキが全土で呼びかけられています。

地元メディアは数百万人が参加する見込みだと伝えていて、小売店や飲食店、食品の配達業者など幅広い業種で働く人たちが参加すると伝えています。

現地からの映像によりますと、ヤンゴンではすでにデモが始まっており幹線道路には「アウン・サン・スー・チー氏を解放しろ」などと書かれたプラカードを持つ人たちが集結しており、軍側との間で緊張が高まっています。

加藤官房長官「民間人への暴力を直ちに停止を」

加藤官房長官は午前の記者会見で「デモ隊に対する発砲により、複数の民間人が死傷していることを強く非難する。犠牲者のご遺族に対して哀悼の意を表し、負傷された方々に心からお見舞いを申し上げたい」と述べました。

そのうえで「平和的に行われるデモ活動に対して、銃を用いた実力行使がなされることは許されることではなく、日本政府はミャンマー治安当局に対し、民間人への暴力を直ちに停止すること、また、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問を含む関係者の解放、民主的な政治体制の早期回復を改めて国軍に強く求めていきたい」と述べました。

米ブリンケン国務長官「ミャンマーの人たちを支持している」

アメリカのブリンケン国務長官は、ツイッターに「アメリカはミャンマーの人々に暴力を振るう者に対して、引き続き断固たる行動をとる。」と書き込み、クーデターに抗議する市民のデモを、力で抑え込もうとしている軍側を強くけん制しました。