このうち、東京 新宿区にある京王プラザホテルは、今月から長期滞在型のプランの販売を始めました。
料金は、最も高いデラックスタイプの客室の場合、30連泊で27万円と通常より大幅に安く、仕事を行うための会議室が1日2時間まで無料で利用できます。
また、1泊当たり5000円余りと割安で滞在できるプランも用意したところ、5月中旬までの分が販売開始から2時間余りで完売したということです。
このホテルでは、宿泊客の7割を占めていた外国人旅行者が新型コロナウイルスの影響でほぼゼロとなったため、ホテルを生活の場とする長期滞在型のプランで新たな顧客を獲得するねらいがあります。
京王プラザホテル営業戦略室の杉浦陽子さんは「安心して滞在できるよう、感染症対策に万全を期し、ホテルの新たな使い方を知っていただきたい」と話しています。
ホテル業界では帝国ホテルやホテルニューオータニなど、こうした長期滞在型のプランを販売する動きが広がっています。
ホテルを生活の場に 長期滞在型プランの販売広がる
新型コロナウイルスの影響で宿泊客が大幅に減っているホテル業界では、割安の料金でホテルを“生活の場”として提供する長期滞在型のプランを販売する動きが広がっています。