コロナワクチン 接種後に悪寒などの症状1件 副反応か 厚労省

新型コロナウイルスのワクチンをめぐり厚生労働省は、医療従事者向けの先行接種で、接種後悪寒などの症状がみられ、副反応の疑いのある事例1件が報告されたと発表しました。

新型コロナウイルスのワクチン接種は今月17日から、およそ4万人の医療従事者を対象に先行接種が始まっています。

厚生労働省は19日の接種後、悪寒などの症状がみられ、副反応の疑いのある事例1件が報告されたと発表しました。

「個人の特定につながるおそれがある」として、症状を訴えた人の居住地や性別などについては公表しないとしています。

国内での接種をめぐっては、副反応の疑いとして19日、富山県の富山労災病院で接種を受けた人が皮膚や口の中にじんましんが出た事例が初めて公表されています。

厚生労働省は「今後専門家によるワクチン接種との因果関係の評価などを行い、安全性を評価する」としています。