鳥インフルエンザ 全国点検 小規模養鶏場「消毒など不十分」も

鳥インフルエンザが過去最多のペースで発生していることを受けて、農林水産省は全国の養鶏場などに点検を求めています。今月行った点検の結果、国が定める衛生管理基準を守っているところは増えているものの、規模が小さい養鶏場の10%余りでは依然、鶏舎に出入りする際の消毒などが十分ではなかったことがわかりました。

鳥インフルエンザは去年11月以降、これまでに17県の50か所の養鶏場などで発生していて、殺処分の数は過去最多の970万羽余りとなっています。

農林水産省は、国の衛生管理基準が守られているか去年12月から養鶏場などに自主点検を求めていて、今月行った全国1万4000か所余りの点検結果を公表しました。

その結果、最も守られていなかった項目は養鶏場などの敷地内に入る際に専用の服と靴を使用することで9.1%、続いてそれぞれの鶏舎ごとに専用の靴を使用することで8.9%でした。

また、鶏舎などに入る際の手や指の消毒が6.7%、野生動物の侵入を防ぐネットの設置や修繕が3.9%などとなっていました。
去年12月と比べると改善していますが、飼育するニワトリなどが100羽未満と小規模なところの10%余りでは、鶏舎に入る際の消毒やそれぞれの鶏舎ごとに専用の靴を使うことなどについて守られていなかったということです。

農林水産省は基準を守っていない養鶏場などに対し、都道府県を通じて改善を促すことにしています。